SSC脱毛は“脱毛”じゃない！？美肌理論に隠された真実とは？

S.S.C.脱毛という言葉を耳にしたことはありますか？ 多くのエステサロンで導入されているS.S.C脱毛は、スムーススキンコントロール脱毛の略で、安心・安全なオフヘア（制毛）を実現すると言われています。 今回はそのS.S.C.脱毛の仕組みと効果について解説していきます。

S.S.C.脱毛のしくみ

エステサロンの脱毛＝光（フラッシュ・IPL）脱毛と思っている方も多いと思いますが、近年、このS.S.C.脱毛を導入しているエステサロンも多く、新しい脱毛法として注目を集めています。

そもそもこのS.S.C.脱毛とは、光脱毛とは全く異なる脱毛法で、簡単に言ってしまえば、制毛ジェルを光によって皮膚に浸透させることで、制毛効果を与える方法です。

そのため、脱毛を行う際はジェルの塗布＋照射が必須となります。

植物由来の制毛ジェルが効く

S.S.C.脱毛は元々脱毛器の老舗メーカーであるイタリアのDEKA社が日本向けに開発したものです。
ビーンズジェルと呼ばれる制毛ジェルの中には、フィリニーブという制毛効果が期待できる植物由来の成分が配合されているトレジャービーンズが含まれており、このトレジャービーンズがクリプトンライトを当てることにより弾け、フィリニーブが溶け出していくという仕組みです。

大きなエネルギーを与えないのでヤケドのリスクも軽減

トレジャービーンズに働きかける程度の光となるクリプトンライトは、毛乳頭には直接的な刺激を与えないため、基本的にはヤケドのリスクはありません。
そのため、従来の光脱毛器で照射する光脱毛よりも安全性が高いと言われています。

あくまでもオフヘア（制毛）を提供している

そこで気になる脱毛の効果ですが、このS.S.C.脱毛はあくまでもオフヘア（制毛）を提供しているとされています。
制毛とは、その名の通り、毛の生成を抑えるものなので毛をなくすことを意味する脱毛や永久脱毛とは意味が異なります。
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大豆成分が多く含まれるフィリニーブに制毛効果アリ

ここで注目したいのが、フィリニーブにはどんな成分が含まれているのかということ。
成分を詳しく見てみると大豆、セイヨウシロヤナギ、尿素、サリチル酸などで構成されていますが、制毛にまつわる成分は大豆です。

大豆が持っているイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするため、抑毛ローションなどにもよく使用されているのを見かけると思います。
その他のセイヨウシロヤナギは炎症の抑制、尿素は保湿、サリチル酸は防腐・殺菌の効果があり、肌を守りながら、制毛できるようなつくりとなっています。

痛かったり、脱毛効果が出てるハナシを聞いたけど…

S.S.C.脱毛を体験した人のなかで『痛かった！』『○年前に脱毛完了したけど今でも生えてこない！』といった口コミも見るかもしれません。

しかし、その場合は、制毛成分が効いているのではなく、光のパワーで毛乳頭に何らかの刺激を与えている可能性があります。

制毛ジェルには痛みを与える力も毛を生えなくする力もありません。（もし毛がなくなる効果が見られた場合は法律に違反します。）しかし、光のパワーは毛の黒い部分に強く反応してしまう可能性があるため、痛みや脱毛効果が感じられる場合があります。

S.S.C.脱毛は制毛効果あり

S.S.C.脱毛は正しく言ってしまえば脱毛ではありませんが、制毛効果のある成分を含んでいるジェルを浸透させているため、制毛・抑毛効果は期待できるといえます。

そのため、S.S.C.脱毛をご検討の場合は、脱毛に通っている間は制毛できるが、通わなくなれば毛がまた生えてしまうということを念頭に置いた上で考えてみてください。