見えないからこそ！意外と気になる耳毛の脱毛方法

自分では意外と気が付かない耳の毛。 年齢と共に長く増えてきたりすることも。 見えない毛だからこと、耳の毛の役割とムダ毛処理の方法を知っておこう！

耳毛って意味あるの？

ムダ毛は、私たちを悩ませる敵ですよね。この毛たちには、果たして何の意味があるのでしょうか。

特に耳毛は、自分では気付きにくい箇所であるにも関わらず、他人からは気になりやすい厄介な毛です。なぜ耳に毛が生えているのでしょう？

体毛にはそもそも、衝撃から守ったり、毛が抜け落ちることを利用して体内の有害な物質を排出したりしています。生えている部分によって役割は異なりますが、摩擦を軽減したり、フェロモンを放出したりするために生えている毛もあります。

また、毛根の細胞には微々たる振動を感知する機能があり、危険をいち早く脳に伝えるという役割もあるのです。

耳毛に関して言えば、鼻毛やまつ毛などと同じように、ホコリやゴミの侵入を防ぐという役割があります。また、寒い季節に冷気から耳の機能を守るということもしています。

耳毛にも役割はあるとはいっても、伸びてしまった耳毛を放置しておくのは考えものです。産毛のように薄い毛だったらあまり気にならないものの、黒っぽく太い毛が生えてきたら、それなりの対策をすることは、最低限のエチケットでしょう。

耳毛の長さは年齢に比例する？

@klg_ahが投稿した写真 – 2016 5月 6 4:25午前 PDT

耳から驚くほど長い毛が生えているお年寄りに遭遇した経験はありませんか？実は、耳毛は年をとるほど目立ちやすくなっていくという特徴を持った毛なのです。

その理由は大きく分けて2つあるのですが、その1つは「毛周期」が関係しています。毛には、生え替わりの周期が部位によって決まっています。そもそも耳毛は毛周期が短く、産毛のような目立たない段階で抜け落ちます。

しかし、老化現象に伴って毛周期をうまくコントロールできなくなると、毛周期が長くなってしまいます。結果的に、抜け落ちるまで毛が伸び続け、長い毛が増えてくるのです。

2つ目は「男性ホルモン」の影響です。毛は性ホルモンの影響を受けて濃くなったり薄くなったりする「性毛」と、ホルモンの影響を受けにくい「無性毛」に分かれます。「性毛」のうち、男性ホルモンの増加に伴い濃くなる毛を「男性毛」といいます。

男性毛とは具体的に、ひげや胸毛、背中の毛、耳毛などがあります。男性毛は、年齢を重ねるに従って、目立つ傾向があります。

耳毛の処理方法

それでは耳毛のムダ毛処理にはどのような方法があるのでしょうか。

ハサミ

小さく、先端が丸くなっていて皮膚を傷つけないハサミであれば耳毛を切ることが可能です。しかし、自分で処理をするには鏡を2枚ほど用意しなくてはいけませんし、数mmの毛はどうしても残ってしまいます。また、誤って皮膚をハサミで傷つけてしまうリスクもあります。

毛抜き

毛抜きを使って耳毛を抜く方法ですが、これには少々時間がかかります。ハサミと同様、耳の中が見えにくいので、自分で処理するのには骨が折れる方法です。また、毛じゃないところを挟み、ケガをするリスクもあります。

耳毛カッター

実は、耳毛専用の電動シェーバーが市販されているというのをご存知だったでしょうか。デリケートな耳にも使えるように設計されており、鼻毛や眉毛にも使えるようになっているものもあります。

価格帯も5000円を超えない程度ですので、1つ持っておけば重宝するでしょう。しかし、こまめな手入れが必要になります。

除毛クリーム

腕などにクリームを塗って毛を溶かすという方法です。耳に使えるかというと、絶対におすすめできません。顔や耳の皮膚は、他と比べても大変デリケートです。しかも万一、クリームが耳の中に入ってしまえば鼓膜を痛める可能性もあります。同じ理由でワックスも、セルフ脱毛での利用は控えた方が良いでしょう。

永久脱毛

ひげなどであれば、比較的処理が簡単ですが、耳の中はレーザーをうまく当てることが難しく、鼓膜など重要な器官もあるため、重大なケガにつながる可能性があり、レーザーによる脱毛ができません。

このように、耳毛の処理は難しく危険も伴いますが、どうしても気になる！と言う人はこまめに自己処理を行うことが大切です。くれぐれもケガの無いよう、注意して行ってくださいね。