【辛酸なめ子】あなたは修道女派? ムダ毛処理の意識の違いは前世の影響かも!?
連載企画「今注目のアノ人に!独占インタビュー」。記念すべき第1回のゲストは、マンガ家でありコラムニストの辛酸なめ子さんです。一度読んだらハマってしまう、中毒性の高い作品で知られていますが、バックボーンにあるのが著書のタイトルともなった『女子校育ち』と、『霊的探訪』などに描かれたスピリチュアル体験。そんな辛酸さんに“ムダ毛と女性”について直撃! 彼女にしか語れないお話が続々と飛び出しました。
男子目線の届かぬ女の園には、ムダ毛の概念さえ存在しない!?
──女子校ご出身の辛酸さん。著書でも女子校ならではのエピソードを披露していらっしゃいますが、ムダ毛に関しても特有の意識があったのでしょうか?
やはり男子の目がないからでしょうか。“毛がムダ”という概念すらなく、生やし放題に生きていましたね。生やし放題ですし、ノーメイクですし、下着が透けていても気にしないんです。一部の女子力が高い生徒には、もれなく校外で知り合った彼氏がいるという…。私の母校が特殊なのかもしれませんが、残り9割の女子については交際経験も、見た目や男を巡る争いも知ることなく、楽園のように過ごしていました。
──そのまま女子校を卒業されて、辛酸さんがムダ毛について意識し始めたのは?
どうやら私、すね毛が濃いみたいなんですね。けれど美大に進んでからも「汚れたツナギがかっこいい」みたいな風潮だったので、いつもリュックにスニーカー、アクセサリーは何のために着けるのか分からないまま20代を生きてしまい、ムダ毛を意識したのは30歳を過ぎた頃でした。
社会に出たことで知った美の必要性と、美を探求する女性の強さ!?
──30歳を境に!? 何がきっかけだったんですか?
徐々にではあるのですが、社会に出て仕事をしていく中で、もっさりとした格好をしていると、相手の態度がぞんざいになることに気がついたんです。例えばメイクをしているときと、していないときでは、扱いがちょっと違うなぁとか。
──相手は男性ですか? それとも女性?
男性に顕著ですが、女性にもあると思います。自分の見た目も、周りの見た目も気にしない女子校で育ったので、見かけが相手の態度を左右するとは、つゆ知らず。そこからムダ毛を含めたルックスに気を配り始め、フラッシュ脱毛を受けました。
──フラッシュ脱毛を受けたんですね!ちなみにどこを脱毛しましたか?
腕の毛とわき毛、それにすね毛です。パッと見で分かるところのみなので、アンダーヘアまで処理している方は尊敬します。すごい姿勢でするんだろなぁとも思いますし、デリケートな部分は脱毛するにも痛みを伴いますよね。美を磨くためなら痛みと闘うこともいとわない、強い女性なんだなと。
──なるほど…。でも、リゼクリニックではデリケートな部分も含めた「全身脱毛」が人気なんですよ。それについてどう思われますか?
日本人女性の意識も変わりつつあるのかもしれませんね。以前、ミス・ユニバース日本代表をプロデュースしたフランス人、イネス・リグロンの本が流行ったじゃないですか。私も読んだのですが「日本の女性は下着が盛り上がっているのも気にせず、アンダーヘアを放置している。女性として末期症状」とまで書いてあったんです。そのときは「さすが意識が高いフランス人女性…」と思ったものですが…。
あなたは修道女派? エカテリーナ派?
ムダ毛処理にも前世が影響!?
──ところで辛酸さんと言えば、スピリチュアルなことにもお詳しいですよね。前世での行いや容姿って、現世にも影響するのでしょうか?
詳しい方に聞いてみると、影響するといいます。例えば前世がバレリーナの友人は、いつも10cm以上のヒールを履いていて、「まったく疲れない」と。これはきっと、前世でつま先立ちをしていた名残ですよね。あと前世が聖職者だった場合、恋愛や性体験に対してガードが堅くなる傾向にあるんです。そう考えるとムダ毛処理をしない女性は、一つの貞操帯として、毛を生やし続けているのではないかと。
──なるほど。キリスト教の教えが強い欧米こそ、アンダーヘアの処理はセックスへの備えですもんね。
となると逆にムダ毛処理に熱心な方は、王家に嫁いでなお多くの男性を虜にした、エカテリーナ2世のような美女が前世だった気がしてきますね。愛されるために美を磨くことを惜しまないというか。
──確かに! それはきっと、現代で言うところの女子力ですよね。
女子力ですとか、フェロモンですとか。こういう女性って男性を惑わせると同時に、美を磨くことを楽しんでいますよね。ムダ毛にしても全身くまなくケアして、完成度を高めていく。その自信がまた、女子力やフェロモンを高めているのかもしれません。アンダーヘアにデザインをほどこした叶姉妹が、何よりのお手本です。
──磨かれていく自信が、さらに女子力を高める…。まさに納得です! 辛酸なめ子さん、ありがとうございました!
「女子校とムダ毛」や「前世とムダ毛」。辛酸さんだからこその切り口でお話をいただきましたが、30歳を過ぎるまでムダ毛処理をしてこなかったご自身について「集団暴行を受けた前世が影響し、女として見られることに拒否感があった可能性が…」という、衝撃のこぼれ話まで飛び出しました! しかし辛酸さんの言うように、美を高めていく自信が、さらに女子力を高めていきます。事実、リゼクリニックにも、セルフケアによる処理後のボツボツが脱毛によって解消されたことで、「より自信をもって、おしゃれを楽しめるようになった!」というお声がたくさん届いています。それでは次回はどんな方が、どんな切り口でムダ毛を語ってくださるのか…。お楽しみに!!
中高を女子校で過ごし、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻を卒業後、マンガ家・コラムニストとして活躍。著書は『諸行無常のワイドショー』(ぶんか社)『妙齢美容修行』(講談社文庫)など。
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