IPL脱毛って分かる？レーザーとは違うIPL脱毛の効果

エステサロンでよく聞かれるIPL脱毛。IPL脱毛とは、光を使った脱毛のことで、光のパワーで毛根にダメージを与えるというもです。光のパワーってどれほどの効果があるの？レーザーとはどう違うの？今回はIPL脱毛にまつわる様々な違いをドクターが解説していきます。

IPL脱毛ってエステサロンとかでよく使われてるよね！
どういう脱毛なの？

IPLっていうのはインテンス・パルス・ライトの略なんです。
ライトといえば光！だから簡単に言うと光を使った脱毛のことなんですよ。

レーザー脱毛と同様、黒いメラニン色素に反応する

IPL脱毛もレーザー脱毛と同じように、毛根のような黒いメラニン色素に反応するということは変わりません。光を使っているか、レーザーを使っているかの違いだけです。
そのため、自己処理で毛抜きを使用していたり、白髪のような毛には脱毛効果は見られません。
♡白髪の脱毛についてはこちら

光を当てる脱毛ってレーザーよりなんとなく弱そう…効果あるの？

それではさっそく、レーザーと光の違いを説明していきますね！
光を使った脱毛にもメリットはたくさんあるんですよ！

IPL脱毛は波長が組み合わさる万能ライト

IPLの特徴は様々な波長が組み合わさっているということです。
例えばレーザーの場合、表皮にあるメラニンにはルビーレーザー、真皮にあるメラニンにはアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー…と働きかける場所が違ければ、レーザーの種類も変えなければなりませんが、光であれば、さまざまな波長が組み合わさっているので、一度ですべてのメラニンに働きかけることができます。

すごーい！IPLって万能じゃん！IPLにしよ！しーちゃんもIPL脱毛がしたい！早くリゼにIPLを導入して！

ちょっと落ち着いてしーちゃん。
もちろんIPLの方が幅広いメラニンに対応できるというメリットがありますが、もちろんレーザーにもすごいところはあるんですよ

分かり易く教えてね？

IPL脱毛はパワーがレーザーより劣る

これは、IPLの持つパルス幅に大きく関係します。パルス幅とは、簡単に言ってしまえば照射時間です。
照射時間と言っても、私たちが一瞬に感じるような機械を皮膚に当て、光がピッと出たときの時間を意味します。

レーザーは照射時間が短く、瞬時に毛根にレーザーを当てることができますが、IPLは照射時間が長いため、ターゲットしている毛根だけでなく、周辺にも熱が広がります。そのため、照射パワーがレーザーに比べ劣るもののヤケド等のリスクの可能性も低くなります。

IPLでは脱毛は難しい

なるほどー！色んなメラニンに使えるけどパワーは弱い…。IPL脱毛は広く浅くって感じなんだね！

そうなんです。ちなみにエステサロンは医療機関ではないため、毛根の破壊が禁止されています。そこでパワーの弱いIPL脱毛は、弱らせる程度のパワーを与えられるちょうどいい脱毛器なのかも知れません。

毛根を破壊するという脱毛行為を行えるのは、医療機関のみとなっています。詳しくはアナタがしたいのは「永久脱毛」?　それとも「一時的な減毛」?をご覧ください。

医療機関では美肌治療器として使われている

IPLは幅広い波長を持つため、表皮の肌トラブルから真皮に働きかけるアンチエイジング治療として医療機関では使用されています。

シミ・そばかす・ニキビ跡治療

表皮性のシミなどは、黒いメラニンに反応するIPLの仕組みを活かし、分解していきます。

シワ・たるみ

真皮には、コラーゲンなどを生成する線維芽細胞があります。IPLでこの線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンを生成し、肌に潤い、ハリを与えます。

IPLにも医療用がある

IPLの中にもさまざまな種類があり、医療機関でしか使用できないものもあれば、エステサロンや家庭用脱毛器に使用されているものもあります。
医療機関では、医師が在籍しているため、照射パワーが強いIPLが使用可能ですが、エステサロンや家庭用脱毛器として使用されるものはパワーが弱いものとなっています。
そのため、美肌やアンチエイジングを目的とした場合でも、医療機関で行っているIPL治療の方が効果が高いと言えます。