肌トラブルの危険アリ!?毛と摩擦の基礎知識
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気になるムダ毛を処理する方法には、摩擦によるものが存在します。一方で、皮膚への摩擦が多くなると、体毛が濃くなるという噂も耳にしたことはあるのではないでしょうか? はたして、毛は擦れると薄くなるのでしょうか。それとも、濃くなるのでしょうか。今回は、数あるこの摩擦に関するムダ毛処理の話を、まとめておさらいしましょう。
毛根が死ぬと毛は生えない
摩擦で体毛が薄くなるのは、なぜでしょうか。
その答えは単純明快です。けがをした箇所は、毛が生えなくなりますよね?けがをしたときというのは、皮膚に摩擦が起こっています。
摩擦によって毛がなくなるのは、毛根が死んでいる可能性が高いためです。または、毛細血管が傷ついて先端まで血液が届かなくなっている場合も考えられます。
いずれにせよ、摩擦により毛根が傷つき、これにより体毛が生えてこなくなっていることが考えられるのです。最近巷で聞こえてくる、糸脱毛”スレッディング”などで、毛が生えてこなくなったという例などは、まさにこれを利用して毛を抜いているといえます。
濃くなるという根拠はなし
逆に、摩擦が原因で毛が濃くなるというケース、これは実際にあるのでしょうか。
例えば、皮膚に摩擦による刺激を与えた際、「摩擦が強すぎる」と感じて体毛を濃くして皮膚を守ろうとするという説。
これについては摩擦で皮膚が固くなることはあっても、毛が濃くなると言い切ることはできません。
また、カミソリで毛を剃ったあと、どんどん毛が濃くなるというケースも耳にします。
こちらに関しては、毛の断面でそう見えることや、視覚的にそう感じることはあっても、摩擦によるものだとは考えにくいでしょう。
どちらも、濃くなったと感じる人がいるのは事実でも、必ずしもそうだとはいえないのが実態ではないのでしょうか。
肌への影響を考えてみる
さて、話は摩擦による肌への影響へと戻ります。ここまでの話を踏まえてみなさんは、摩擦で毛が薄くなるならどんどん取り入れていこう!なんて考えていませんか?
残念ながら、摩擦を積み重ねることはいくつかの「リスク」を伴います。
ここではそのリスクについて触れておきましょう。
1.色素沈着
そのひとつがお肌の天敵、「色素沈着」です。
けがの箇所が跡になるのと同じように、刺激を与えられた箇所にはメラニンが蓄積しやすくなります。このメラニンは肌の色を黒褐色、もしくは橙赤色へ変色させてしまいます。これが色素沈着のメカニズムです。
つまり、摩擦を利用した処理を行った結果、色素沈着を起こしたお肌が変色してしまう可能性があるということです。
その跡がいつまでも残ってしまうかもと考えると…本当に摩擦による脱毛は良いのでしょうか?
2.皮膚の硬化
また、摩擦などの刺激で皮膚は固くなります。
堅くてゴツゴツした肌はもちろん、美肌とは呼べません。これもまた、摩擦によるリスクだと捉えても良いのではないでしょうか。
安全なケアをおこないましょう!
ここまでの紹介で、摩擦と毛の関係についてご理解いただけましたか?
キレイなお肌を保ちたいみなさん、確かに摩擦で毛は薄くなる可能性があります。摩擦によるさまざまな脱毛方法を否定しているわけでもありません。
しかし、安易に毛が薄くなることに飛びつくのではなく摩擦の影響を十分に理解しなくてはいけない、ということです。
肌は一生付き合っていくあなたの一部です。正しい知識と正しい機関を利用して、後悔の無いよう安全な脱毛を行いましょう!
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